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「犬の十戒」という本のこと [社会]

一緒に生活するというとき、小鳥(匂いがダメなんです。とっても好きなんですが)とサル(変に人間ぽいところが嫌い)を除いて、私は基本的にどんな動物でも平気です。

身近な動物なので、ネコも好きですが、同じくらいイヌも好きです。

最近、あるテレビがきっかけで「犬の十戒」という本のことを知りました。

犬の十戒 ジュリアン出版局 本体価格1428円

内容はモノクロ写真と、飼われるイヌからの短いメッセージが詩篇のようにつづられています。

  1. ぼくの寿命は10年から15年くらいです。
    ちょっとの間でもあなたと離れることはとっても辛いことなのです。
    ぼくを飼う前に、このことを思い出してください。
  2. あなたがぼくに何を望んでいるのか、ぼくが理解できるまで時間をください。
  3. ぼくを信頼してください。
    あなたの信頼なしにぼくの幸せはありえません。
    ぼくを信頼してください。
  4. 長い時間怒ったり、お仕置きで閉じこめたりしないでください。
    あなたには仕事があるし、遊びの時間があるし、友達もいます。
    でも、ぼくにはあなたしかいないのです。
  5. 時々はぼくに話しかけてください。
    あなたの言葉の意味はわからなくても、あなたの声はよくわかるのですから。
  6. あなたがぼくにどう接するか、覚えておいてください。
    ぼくは、そのことを絶対に忘れません。
  7. ぼくを叩く前に、思い出してください。
    ぼくはあなたの手の骨くらい簡単に噛み砕くことのできる歯を持っているけれど、ただ、噛まないだけだということを。
  8. 言うことを聞かない、分からず屋だ、怠け者だ…そう言ってぼくを叱る前にもう一度考えてみてください。
    もしかしたらぼくは、きちんとした食事を貰っていないのかも知れない、暑い中ずっと外にいたのかも知れない。もしかしたらぼくは、心臓が弱ってきているのかも知れないと。
  9. ぼくが歳を取ったら、よく世話をしてください。
    あなたも同じ、やがて歳を取るのですから。
  10. ぼくが天国へ逝くときは、そばにいてください。
    「見ていられない」とか
    「わたしのいない間に…」なんて、絶対に言わないでください。
    あなたがそばにいてくれるだけで、ぼくは安心できるのです。
    そして…

    忘れないでください。
    ぼくはいつも、あなたを愛しています。

 

最後には、施設で保護されていた「笑うことを知らなかった」「帰る家がなかった」「囚われていた」「怖いことだらけだった」子たちのBefore・Afterが数ページに渡って写真で紹介されています。

とにかく癒される本です。

書店でお見かけの際には、ぜひ手にとってご覧ください。


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アキオ

ウチのイヌは、みんなが揃ってから、息をひきとりました。
最後にヒトホエして。
庭の中で離しガイだったせいか、20年ウチにいました。
若い時は、競争して走り回り(オイラは自転車で)
おいらが就職してからは、一緒にひなたぼっこしたりしてました。
よろよろしてからは、お母さんが「もう、大変、人間と変わらない」と言ってた位でしたが、
それでも、たまに、ぼやぁっと話し掛けたりしてました。
ウチでは「もうイヌはかわない」という事はとり決められてますが
(これは、人間も皆歳をとって来てるから、最後まで面倒見てあげる事ができるかどうかわからないから)
コウイウの見ると、子供が「欲しい欲しい」と言うから買ってあげるイエ
こう言うのは、めっちゃキライですね。
あと、妙に血統にこだわるヒトとか。。物じゃないんだ、あほ、っていいたいな。
子供が欲しいのはおもちゃとして、や、衝動的にかわいい、と思うからで
実際面倒見るのは親ですからね、親がソレ相応の覚悟がないと
イノチは預けられませんよね。。
by アキオ (2005-05-05 18:54) 

ねこぱんち

この記事のおかげで、子供の時飼ってた犬と、今、実家で飼っている犬を思い出しました。どうもありがとう。(ついでに記事も一つ書けました^^。最近、書く気がしなかったんですが)
by ねこぱんち (2005-05-05 19:15) 

m-kurata

素敵な本のご紹介をありがとうございました。読んでみたいと思っております。
kyaoさん! 是非「猫の十戒」を書いてみませんか?
例えば「お風呂にはお願いですから入れないでください。嫌いですから」とか(笑)
by m-kurata (2005-05-05 19:17) 

kyao

アキオさんへ
こんにちはー。レスとnice!をどうもありがとうございましたー。(^^)
>みんなが揃ってから
あ、ダメです、こういうお話。すぐに涙腺緩んじゃって。もう歳かな?(^^;
>「欲しい欲しい」と言うから買ってあげるイエ
こういうお宅ってまだ多いんでしょうか。CMでくーちゃんが可愛いからって、同じ種類のイヌを飼ってきてしまうというとか。うーみゅ、ありそう…。
「飽きたから」といった理由で、兄弟や家族を捨ててしまうお宅ってないですよね? 
最後までちゃんと面倒見ないと!(怒)
>血統にこだわる
正直言って、あほかい、です(怒)。もともとイヌなんてオオカミの亜種なんだから、そもそも血統なんてないのに。いくら血統書付きだって、病気持ちの子とかもいますよね。そしたら捨てるの? それともショップで交換? ふざけんなっ!(怒)
>イノチ
うんうん。結局は動物だってひとつの命です。一生懸命生きようとしているのだから、一緒に暮らしている私たちも、しっかり面倒見ないと!

ねこぱんちさんへ
こんにちはー。レスをどうもありがとうございましたー(^^)
>子供の時飼ってた犬と、今、実家で飼っている犬を思い出しました
お、イヌを飼ってらしたんですね。小さい頃、「自分が守ってあげなければならない命」と接することはとても大切ですよね。ねこぱんちさんは、きっと優しいお子さんだったんだろうなあ。(^^)
>記事も一つ書けました
お、そうでしたかー。なにげにお手伝い出来て良かったです。(^^)
あとで遊びに行きますね(笑)。

m-kurataさんへ
こんにちはー。レスとnice!をどうもありがとうございましたー。(^^)
>素敵な本のご紹介をありがとうございました
いえいえ。こちらこそ、そう言って頂けて嬉しかったです。(^^)
最後の「ぼくはいつも、あなたを愛しています」にグッと来てしまいました。(^^;
>猫の十戒
あはは。どうでしょうねえ(笑)。ネコは基本的に我が儘な動物ですからねー。(^^;
いじりすぎると怒るし、あんまりかまってやらなくても怒るし(爆)。結局、ネコは私たちも含めて全部ネコだと思っている節がありますから、イヌよりずっと難しそうですねー。(^^;
by kyao (2005-05-05 20:27) 

suzune-k

昔我が家では「サル」を飼っていて、これがうるさいし臭いし
なんとも自分を人間と思っていて。
最後には「金華山」に逃がしてきました。
自分のウンチを投げたりしていて大変でしたね。
飼うなら普通の動物でいいですね
by suzune-k (2005-05-06 06:28) 

kyao

すず音さん、こんにちはー。レスをどうもありがとうございます。
うは。サル飼ってらしたんですか?? 大変そうですねー…聞きしに勝るとはまさにこのこと…。動物園の猿山とかで、自分のウンチ投げるサルは見たことありますが、家の中でやられたら堪らないなあ…下手したら、マジでケンカしてるかも。(^^;
by kyao (2005-05-06 08:40) 

peace_mac

楽しく読ませて頂きました。そして涙が出てきました(T^T)
私が6年前に離婚したことは私のブログでも少し触れました。
我が家にはパピ(犬種:キャバリアキングチャールズスパニエル)という女の子の犬がいました。結婚して母が認知症になり母の為に買った犬でした。ずーと母を含め私達夫婦にとっても癒しの家族でした。
どちらかと言うとパピは妻を主と思っていたみたいで凄くなついていましたし妻もかなり可愛がっていました。6年前妻が突然の失踪をした当日、自宅に帰った私を迎えてくれたのはパピでした。
いつものように笑いながら(犬も表情があると思います(^◇^;))
迎えてくれました。しかし何時間、何日、何年、たっても当然のごとく妻は帰って来ません。でもパピは毎日私が帰宅した後も妻の帰りを待っているかのように部屋中や玄関を行き来していました。
正直言って離婚後の私はパピにとって最低最悪な主でした。
いつも一人きりにして寂しい思いをさせました。
昨年の夏に息を引き取ったのですが最後の2年は皮膚病と子宮癌との戦いでした。でも私は日々の生活に追われいつしかパピを物のように扱っていたように思えます。亡くなる夜、パピは虫の息をしながら私の帰りを待っていました。そして私の存在を知るとチーンという静かな鐘の音(マジ聞こえたんです)と共にこの世を去りました。泣きました、そしてあやまりました、今は骨壺に入って私の居間の角に(棚を作って)います。どうしても納骨にいけないのです。私達夫婦の離婚の一番の犠牲者はパピであると思っています。
kyaoさん、暗いコメントでゴメンナさい(__;)
by peace_mac (2005-05-06 13:37) 

kyao

peace_macさん、こんにちは。とても大切なお話、どうもありがとうございました。
書いてくださっている間、もしかしたら辛い思いをされたのではないかと、少し心配しています。もし、そんな思いをされたのでしたら、私のせいです。本当にごめんなさい。m(__)m
>いつものように笑いながら
何か、パピちゃんの顔が浮かんでくるようで、お話を伺っている私もちょっち辛かったです。
動物って言葉が話せないから、その分、感情表現がすごいですよね。嬉しいときには全身で喜びを表現するし、悲しいときにはマンガで言う「縦線」「陰線」が入ったみたいな顔になりますし(笑)。だから可愛いと思ってしまうんですが。(^^)
>私の帰りを待っていました
いかん…涙腺が…。(^^ゞ
やっぱりpeace_macさんを待っていたというところに、パピちゃんの気持ちがすべて集約されていると思います。
この「犬の十戒」という本も、言いたいことはすべて、最後の「ぼくはいつも、あなたを愛しています」という一言に、集約されていると思うんですよね。
いつか、peace_macさんがパピちゃんの納骨に行けますように。そしてまた、peace_macさんにいつか良い出会いがありますように(動物以外にもね)お祈りしています。
もし、この本を読まれて「その気」になられたら、私もとても嬉しいです。(^^)
by kyao (2005-05-06 15:45) 

MiLD_GiNGER

あー駄目なんです
犬の話は涙が・・・^^;
2年ほど前の冬、飼っていた犬がしんじゃいました。
akioさんところと近いんですが、家のものが集まっていて、ボクが仕事から帰ってきた瞬間、玄関に入った瞬間に息を引き取りました。小さく一吠えしたそうです。
お帰りって言ったんでしょうか。
なのでボクだけ死に目を見てないんですけどね。それが残念で・・・。
以降、母が犬を飼うのは嫌だと言って買っていないですが、ボクはかなりの犬好きなのでペットショップに入ったりするとヤバいです。
友達のうちの犬とは本気で遊びますw

ちょっと思い出して涙腺潤んできました・・・やばいです、仕事中なんですw
by MiLD_GiNGER (2005-05-06 17:36) 

peace_mac

kyaoさん!!ご心配ありがとうございます。
私は大丈夫ですよ(^^ゞ
な〜んかふと昔を思い出して自分の飼い主としてのあり方を認識し反省しました。思い出す機会を与えて頂いて感謝です。(^.^)
by peace_mac (2005-05-06 18:24) 

kyao

MiLD_GiNGERさんへ
こんにちはー。レスをどうもありがとうございます。(^^)
うーん…MiLD_GiNGERさんがお帰りになるのを待っていたかのように息を引き取ったのですか…私もネコを見取ったことがありますが、家族が集まるのを待って…ということはないです。やっぱり、イヌの方が人間思い、ということなんでしょうか。
>ペットショップ
いやー、誰でもみんなヤバイでしょう(笑)。どの子を見ても「あなたのお家に行きたいなー」「あなたと一緒に遊びたいなー」って言う目で見るじゃないですか。だから私は、もう、ずぇったいにペットショップへは行きません!(笑)
レス頂いてから、お仕事、大丈夫ですか?? 隣の人に「どうして、目、潤んでるんですか?」とか言われませんでしたか?(^^)

peace_macさんへ
こんにちはー。たびたびのレス、どうもありがとうです。(^^)
>感謝
いえいえ。とんでもないですよー。この本を読んで、「やられて」しまいましたから、ぜひ、みなさんにもこの本のことを知って頂きたいと思い、スレ立てただけですから。(^^)
それより私は、そういうお気持ちになってくださったpeace_macさんが嬉しかったです。どうもありがとうございます。(^^)
by kyao (2005-05-06 19:56) 

kaz

犬が直接言った訳ではないですが、その通りですね。
by kaz (2005-05-06 21:55) 

kyao

kazさん、こんにちは。いろいろなスレにレスを付けてくださり、どうもありがとうです。(^^)
>犬が直接言った訳ではないですが
うん。そうですねー。
人間同士だって、その人が本当にそう思っているかは分からないのですから、実際、イヌが本当にどう思っているかは誰にも分からないでしょう。ただ、尻尾をパタパタしていれば「喜んでるなー」と思いますし、それは表情を見てもわかりますよね。(^^)
動物が人間を好きになってくれるのって、無条件のような気がするんですよね。そう思えば、せめてその気持ちに答えてあげたいと思うのが信条ですし。
「ぼくはいつも、あなたを愛しています」の一言は、やはりイヌからのメッセージだと私は思いたいです。(^^)
by kyao (2005-05-06 22:12) 

kyao

りんたろさん、こんにちはー。nice!をどうもありがとうございましたー。
またお手隙になりましたら、いらして頂けると嬉しいですー。(^^)
by kyao (2005-05-07 23:28) 

りんたろ

昨日はniceだけ置いていって失礼いたしました。
義父母が犬を飼っているのですが、施設で処分される予定だったのを譲ってもらってきたのだとか。そのせいかどうか、切なくなるほどいい子です。撫でていると、いつまでも幸せそうにうっとりとしています。もうかなり年をとっているはずです。
記事を読ませていただいて、義父母のところの犬の気持ちに入り込んでしまい、ウッとなってしまいました。
by りんたろ (2005-05-08 21:30) 

kyao

りんたろさん、こんにちはー。レスをどうもありがとうございます。(^^)
>niceだけ
いえいえ、とんでもないです。どうぞお気遣いなくー。(^^)
nice!だけでも、いろいろな意味に使えますよね? 「見に来たよー」という合図とか、「どうコメントして良いのかわからないけど、面白かったよー」とか。そう言う意味かなあと。(^^)
>もうかなり年をとっているはず
うーん、よく分かるお話です。
私が知ってるのはネコなんですが、もうずいぶん前に他界した子です。
本当に年寄りで、満足に歩くことも出来ないようなおばあちゃん。でも、どういうわけか私が遊びに行くと一生懸命身体をすり寄せてくれるんですよね。
声を出そうにももう声なんか出なくて…それでも鳴こうとして一生懸命口を開けて…。あ、いかん、涙腺が。(^^ゞ
by kyao (2005-05-08 21:42) 

kumako

良い本ですね、書店で見つけたら買ってしまうと思います(⌒▽⌒)♪
私も、ぶうこ(うさちゅの前にいた猫)のお骨をまだもっているのです。連れ合いが、いいかげんに土に返してあげないとかえってよくないよ、というのですが、そしてそれは正しいことだとわかっているのですが、まだ自分の部屋においています。お水とキャットフード、ビーズでつくった自作の魚など御供えして・・・馬鹿ですね^^;庭を改造中なので、南東の片隅にお墓を作って埋めてあげようと思ってます。なんちて、なんかわたしも暗い話しちゃったみたいですねごめんなさいでしm(_ _)m
by kumako (2005-05-14 21:36) 

kyao

kumakoさん、こんにちはー。レス&nice!をどうもありがとうございました。(^^)
>まだ自分の部屋においています
いえいえ、ご自分を「バカだ」などと仰らないでください。その気持ち、すっごくよく分かります。
実家で可愛がっていた子が死んだとき、「安いから合同火葬に」という家族を振り切って個別に火葬&お葬式。3年間はそのお寺に個別に奉納して頂き、時間が出来ると供養に出掛けていました。生前に好きだったおやつとかいっぱい持って。
あ、いかん。また涙腺が。(^^ゞ
by kyao (2005-05-15 07:57) 

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